戦争は絶対にイヤなんだよ!!だけど。。。

そう遠くないうちに日本でも戦争が始まっちゃうんじゃないだろうか?そんな不安を感じることはないですか?

ウクライナやガザでは、毎日多くの命が失われています。始まってしまったら「終わらない」のが今の戦争です。

防衛費を増大して「有事」に「備える」今の方法では「平和」はつくれない!そうは思っているのだけど…

・戦争は絶対にイヤ!!だけど、軍備拡張に反対していて大丈夫なのかな?

・北朝鮮はどうしてミサイルを打っているの?そのままでいいの?

・Jアラート訓練で、ダンゴムシポーズ!と、うずくまったりしているけど、ミサイル攻撃に対して意味あるの?

・台湾有事とか言われているけれど?

このような話を子どもたちからきかれても、答えるのが難しい…。そんな、日々モヤモヤしていることを出し合い、その疑問について、長年、練馬の反戦・平和運動に取り組んでいる池田五律(いけだいつのり)さんにお話をお聞きました。

<池田さんのお話より>

◯北朝鮮のミサイルは、日本に対して打っているわけではない。国際社会に「これだけ力があります!」と見せている

◯追撃したら(まず当たらないだろうけれど)破片などが落ちてきて大変。→日本を狙っているわけではないのに、追撃などやる必要なし

◯Jアラート、ミサイル避難訓練→本当に必要?そこから問い直す(自分で考える)ことも必要

◯台湾有事→誰が何のために?を考えてみると?経済大国を争うアメリカと中国の対立の構造に、日本が前線に立たせられる?

「教えて!池田さん!」と題して行った企画だったけれど、たどり着いた答えは「自分の頭で考える」こと。メディアや公的に配られる情報でさえも、「本当なのか。それは必要なのか。」まずは自分で考えること。

情報を鵜呑みにし流されていくことで抗えない状況になり、私たちが危険な状況に置かれても「国」は私たち「個人」を守ってくれる保障は全くない。そんな時、真っ先につらく悲しい思いをするのはいつも弱い立場の人たちです。

「戦争は絶対にイヤ。という感情論だけではなく、ちゃんと理論的にも説明できるようになりたい」そんな要望をしていた私たちに対し、池田さんは、これまでの歴史と現状をたくさんの資料を交え、お話をしていただいた後、

「感情論でいいんです!」「まずは、自分で考えて、動くこと!」

とのこと。そうか、それでいいんだ!だって、戦争が始まってしまったら何一ついいことはない。嫌なこと、悲しいことばかりが起こるのは、わかりきっている。だったら、私たちは始まる前に、始まらないように全力で取り組むべきだ。嫌なもんは嫌なんだよ!ならば、戦争が起こることを想定して「備える」前に、戦争ならないように、できないように、どうしたらいいのか、考え、そこに力を注ぎたい。

今の日本、そして私も「戦争が起こらないように全力で」取り組んでいるとはいえない。

日本はそこを抜かし、飛び越えて、戦争になったら、戦えるように準備している。さらにはこちらから始めることさえできるようになってしまった。させてしまった。(敵基地攻撃能力が可能に)。だから私は不安なのだ。。

一番抜かしてはいけない、「戦争を起こさないための不断の努力」は?

なんで?どうして?疑問に思ったら調べて、自分なりに考えて、小さくても動くこと。それなら今の私にもできそう。

次はもう少しテーマを絞っての勉強会も行いたいです。