どうなる?区立中学校の部活動。「休日部活動の地域移行」が動き出す
2025年度から区立中学校において「休日部活動の地域移行」が動き出します。
現在、区内の中学校では学校単位では人数が集まらず、近隣の学校と「合同チーム」として大会に出場している部も多くあります。また、部員減少で廃部となることも少なくないようです。教員の働き方改革で顧問になる先生が少なくなるなど新たな課題もあり、このまま中学校の部活動は衰退していってしまうのか…?私も保護者として気になっているところです。
「2024年度練馬区部活動アンケート」では教員対象の項目で「部活動を負担に感じていることはありますか」に対し、80%の教員が「ある」と回答。練習試合などで休日出勤が多いのも原因の一つと考えられます。
全国的にこれからの中学校の部活動は、学校の部活動として残すか、切り離していくか、自治体によって対応は様々で、練馬区は、今後「部活動は学校から切り離していく」方向とのこと。
部活動地域移行の方向性は大きく二つの柱があり、
一つ目は「教員に代わって部活動を担う指導員の配置の促進」です。今回、土日の試合なども同行でき、顧問の代わりができる「部活動指導員」23名分と、顧問がいるときに一緒にサポートできる「外部指導員」443名分の予算がつきました。教員の働き方改革で、希望しない教員が部活動に関わらない環境を構築することも目的とされています。今後、部活動指導員と外部指導員のさらなる起用で先生の負担を軽減していくとのことです。
※部活動指導員(顧問の代わりになる):「何部で必要なのか」各学校からの要望で区が配置。会計年度任用職員として区が面談、採用。
※外部指導員(顧問がいるときに補佐できる):確保・起用は各学校に任されている。
二つ目は「総合型地域スポーツクラブSSCとの協働による活動の確保」です。現在練馬区では区内7つのSSCに対し、どんな活動ができるのか聞き取り等を行っており、2025年度は期間を決め、土日のどちらか1日、学校内で、SSCによる活動が可能なところで試行される見込みです。前出アンケートでも「生徒が望む部活動の実施場所は学校」との回答が多く、活動場所は学校としたとのことです。費用の一部は区が負担し、近隣の別の学校の生徒も参加可能です。実施する種目においても、子どもたちの声がどう反映されていくのか、今後の動きを注視していきます。

2024年度練馬区部活動アンケートより
区は「若者世代以降の活動が学校生活の終了によって途切れてしまいがちなところを、部活動を地域移行していくことで、生涯にわたってスポーツや文化芸術を楽しめるまちを目指す」とのこと。その趣旨は十分理解します。しかし、子どもたちが「やってみたい」と思ったら、スポーツや芸術活動にどの子も等しく参加できるのが部活動の素晴らしさのひとつです。また、勉強は苦手だけど、運動や音楽、美術活動が好き。という子どもたちにとっては、大切な放課後の居場所であったり、学校へ行くモチベーションであったりもします。
今後、部活動はどうなっていくのか。まさに今、過渡期です。皆さんからのご意見もお寄せください。