陳情93号「練馬区子ども権利条例を求めることについて」の審査結果

先日2025年5月20日の文教児童青少年委員会では、陳情93号「練馬区子どもの権利条例をもとめることについて」の審査がありました。

審査結果は「継続」なりました…。

否決(不採択)ではなくて、よかったんじゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、練馬区の陳情の扱い方では「継続」も審査したことになります。

各会派の態度(※立憲は欠席)

▲継続審査を表明:自民党3人、公明党

◯採択すべき:日本維新の会、日本共産党

◯(採択するために)採決すべき:インクルーシブな練馬をめざす会、生活者ネットワーク

「継続審査」の取り扱いになり、「継続という結論を出したもの」と扱われます。結論が表に出ないので、この陳情を会派としてどう考えているのか、意見を表明する場もありません。なので、長年子どもの権利条例を求めてきている私たちの意見(今回も委員会で発言した内容)をここに記しておきます。(議会議事録には1か月後くらいから掲載されます)

「条例をつくることで施策を進める全庁の職員や教育現場でも理解が進み、子ども自身も自分たちに権利があると知る機会を持つということが重要だと考えます。

世田谷区ではこれまでのこども条例を改正して、子どもの権利条例を作成、前文は子どもたちが作成しました。職員はそれを手帳にはさんでいます。

これまで何度も質疑を重ねてきましたが、『子どもの権利の理念を区の施策はふまえている。それを実行することで権利擁護を図る』と区の答弁は続いています。それは、『こどもの権利条例をつくらなくてよい』という理由にはならないはずです。

条例をつくって、なおかつ権利擁護を踏まえた施策をすすめればいい話だと思います。継続にする意味がない。採決を求めます。」

最終的に、継続審議とするか、採決するかを決める決を取ることになり、
継続・・自民、公明、維新
採決・・共産、インクル、生活者ネット (立憲は欠席)
結果は「継続審議」となりました…。

引き続き、条例制定を求めていきます。