市民による「遺伝子組み換えでない」表示市場調査が始まっています!
「2025年度市民による『遺伝子組み換えでない』表示市場調査参加募集及びスタート集会」に登壇者として参加しました。
食と農から社会の課題に取り組む「たねと食とひと@フォーラム」の主催で、全国から多数の参加がありました。
私からは「陳情を出す際には署名集めの見せる化や文書のポイントなどもあるので、ぜひ地域の議員を使いこなして」と呼びかけました。市場調査は個人でも参加できます。概要はこちらからご覧ください。
2023年の法改定から、食品の「遺伝子組み換えでない」表示に関するルールが厳格化されています。厳格化とは一見良さそうですが、今までは、意図せざる遺伝子組み換え農産物の混入が5%以下であれば「遺伝子組み換えでない」と表示できたところが、新ルールでは、混入が全くない場合(不検出)でなければ表示できなくなり、実質的に「遺伝子組み換えでない」表示が困難になっています。(※後述)最低限、表示がされていなければ選ぶことすらできません。知ること、知ることができる手段があること。その上で選べることが重要です。引き続き、表示の改定後の様子を注視していきます。
<遺伝子組み換え食品が広まると懸念されること>
・特定の企業に種子が独占されていく可能性。
・GM作物の花粉が自然界に飛散し、在来種と交雑し遺伝子汚染が起こる可能
<※なぜ「遺伝子組み換えでない」表示が実質困難になるのか>
・非遺伝子組み換え作物を分別生産流通管理しても、公定検査法の不検出レベルで意図しない混入を避けることは困難なため、「遺伝子組み換えでない」と表示する事業者は激減し、「遺伝子組み換えでない」表示はさらに市場から消えると考えられます。
・「遺伝子組み換えでない」表示の代わりに、分別生産流通管理していることがわかるよう表記できるとしていますが、「遺伝子組み換えでない」と表示できないのであれば、コストのかかる分別生産流通管理をやめる事業者も出てくると考えられます。
・ 単に「遺伝子組み換えでない」表示ができなくなるだけではなく、分別生産流通管理のシステムが使われなくなり、無くなる可能性があります。
・ 結果的に非遺伝子組み換え農産物・食品の入手がより困難になります。
・ 市場から「遺伝子組み換え」や「でない」という文字を見かけなくなることによって、市民の遺伝子組み換えへの関心が薄れます。
・「遺伝子組み換えでない」表示の代わりに、分別生産流通管理していることがわかるよう表記できるとしていますが、「遺伝子組み換えでない」と表示できないのであれば、コストのかかる分別生産流通管理をやめる事業者も出てくると考えられます。
・ 単に「遺伝子組み換えでない」表示ができなくなるだけではなく、分別生産流通管理のシステムが使われなくなり、無くなる可能性があります。
・ 結果的に非遺伝子組み換え農産物・食品の入手がより困難になります。
・ 市場から「遺伝子組み換え」や「でない」という文字を見かけなくなることによって、市民の遺伝子組み換えへの関心が薄れます。
(たねと食とひと@フォーラム「2025 年度市民による「遺伝子組み換えでない」表示市場調査活動手引き」より抜粋)

