学校給食をオーガニックに! ー全国オーガニック給食フォーラム報告ー

10月26日に全国オーガニック給食フォーラムに(オンラインで)参加しました。

会場・オンライン合わせて全国から3000人近くの参加だったそうです。今、世界ではオーガニック給食の風が吹いています!

食べ盛りの子どもたちの分まで毎日昼ごはんを作らなければならないなんて本当に大変、
夏休みの最終週は(いや、最初から?)もう発狂したくなる私にとっては
「練馬区の給食、手作りでがんばってる!給食があるだけで本当にありがたい!」という状態でしたが・・・

「できるだけ有機無農薬で」さらに「無償化」を目指していきたい。

この想いに至ったのは、5月に鈴木宣弘先生の「農業消滅」(平凡社新書)をテキストにした学習会に参加したのがきっかけです。
私の活動は「地球環境」「安全な食」から、子供を持ち日々暮らすなかで「地域のたすけあい」へとつながっていたのですが、
学校給食をオーガニックに!しかも無償化をめざす!というところまでは想いが達していませんでした。

日本の食料自給率は38%。それを支える第一次産業も、飼料・化学肥料・燃料の高騰で大変な状況です。後継者もいません。この状況を早急になんとかしなければ、輸入が途絶えたら、私たちは食べていくことができません。どうするか。そこで提案されているのが学校給食をはじめとする、「公共食」で国産の農産物・海産物・酪農品を買い取り(食べ支える約束をする。補償をする)、第一次産業を盛り上げ、夢のある仕事として次世代に受け継いでいくこと。

外資企業に占められている種子・肥料や農薬を使うのではなく、国産の種・有機無農薬への挑戦も同時に追求し、地域循環できる仕組みを作れば、
私たちの健康や地球環境、エネルギーも大切にできる社会への転換も狙うことができます。

考えてみれば、安全なものを食べたい、食べさせたい、健康でいたい、という要求はわがままでもなんでもなく、普通のこと。
そこはお金も労力も公の力を注いでいくべきものだと思います。
このピンチをチャンスに変えていけるよう、意見していきたいです。

フォーラムに出ていた、韓国のソウル市(大都市にしてオーガニック給食を実現しかも無償化!)の事例も気になります。

引き続き、学習していきます!

地域の子ども食堂でお弁当を配膳中