安心して暮らしつづけられるまち、地域でできることは⁉ 

「シンポジウム 安心して暮らしつづけられるまち 地域でできること@練馬」にパネリストとして参加しました。私自身に「もうちょっと力になれたんじゃないのかな?」と心に残る出来事が過去にあり、それがきっかけでこども食堂、居場所の立ち上げを地域で進めてきたこと、コロナによりみんなでごはんを囲む楽しさが減ってしまい残念に思っているが、それでも楽しみにしていてくれる子どもたちのこと、たくさんの大人に見守られて育つことの心強さ、仲間の行動力やサークルとの連携などをお話ししました。

みなさんの活動をきいてやはり痛感したのは、居場所と寄り添う人が必要ということ。つらい現実に直面しても「自分の人生を自由に生きることができること」を一緒に考え伴走してくれる人がいれば、なんとか生きる希望が持てるのではないかと感じました。

「どうしようもなく困った」となる前に、必要な支援や情報を届けられたらいいのに…それには瀬戸さんのように前線で活動されている方、行政の窓口、社会福祉事業団、民生委員、学校の先生、保育園の先生、こども食堂の方、などの方々との密な連携が必要です。また、法律や条例、仕組みづくりへのアクションも必要です。練馬・生活者ネットワークでも引き続き「困っている人を放っておかない」をモットーに、生活費や住まいへの具体的な支援策を引き出せるよう訴えていきます。

パネリストの方のお話。

○反貧困ネットワーク事務局長の瀬戸大作さんより、貧困支援の現状

コロナの影響も大きく、所持金が数百円と生活に困窮した方、派遣・パートの仕事を切られた女性からの相談が増えている。水道も止められたまま年越しする方、住むところを追われる方もどんどん増えてくるだろう。日々、生活保護申請への窓口同行、食糧配達などの支援に走り回る瀬戸さん。「これは民間がやることなのか」。

Aitaie 代表の湯川愛可さんより、活動の紹介

「どうせ私なんて…」が口癖の児童養護施設で過ごす女の子との出会いをきっかけに、どんな状況の子も来られる無料塾を立ち上げ。学校の枠を超え、異世代・地域の方と出会い、社会へ繋ぐ活動を考えている。勉強を教えるための学習塾にとどまらず、本人の「やりたいこと」を実現するために一緒に考える。なりたい職業のスキルが学べる専門学校を調べたり、履歴書を一緒に書くなど。運営側の大学生にとっても、刺激になっているそう。

 

シンポジウム参加後、ガスが止められる時の「督促状」を送るなら、その時に一緒に、必要な支援の情報を郵送できたらいいのでは?と、「ガス 督促状」で、検索したら一番上に「ガスの滞納、いつ止まる?ガスが止まる前にできる対策」という、最もいい解決策のようにスポンサー広告が出てきました。読んでみたら、カードローンの案内。。。次に出てきた「ガス代が払えない!止められるまでに支払う方法を解説」というHPで紹介されていた「国の支援制度を利用する:総合支援資金(生活再建までの間生活費が必要な世帯)・緊急小口資金(緊急・一時的に生活費が必要な世帯)」は、両方とも『申請期間が令和4年9月30日で終了となりました』(厚生労働省HPより)とのこと。なんで!?どんどん困窮する方、増えているのに!いや、増え過ぎてきているから打ち切ったか。。ひどい。練馬からも声を上げていきたいと思います。