学校給食について語ろう!に参加しました

先日、練馬区の給食について語ろう!というオーガニック給食や地産地消に関心のある大泉地域の保護者の集まりに参加しました。「練馬区の給食事情を教えてほしい」とのことだったので、事前に区の保健給食課長から地場野菜の利用状況や利用している野菜について聞き取りをしてから参加しました。

【練馬区の学校給食は】
○練馬産の地場野菜も積極的に使っている。年に4回は一斉給食として、練馬区の大根・キャベツ・人参を使ったメニューにしている。みんな大好き!な「練馬スパゲティ」もこの内の1回。
○その4回以外にも地場野菜を積極的に使っている学校もあるが、それは各学校の栄養士さんに任せている。
○栄養士さんが野菜発注のときに、練馬産でお願いします、と添えたり、直接学校と交流のある農家さんなどにお願いし、発注、搬入し、使用することもある。つまり、栄養士さんの裁量の部分が大きい。とのこと。
○練馬区の給食の栄養士さんは、半分が都の職員、もう半分が練馬区の会計年度任用職員とのこと。
○練馬区は東京都の認定する有機農業「東京エコ50」「東京エコ25」などに挑戦している生産者が多いが、まだ学校給食にいれるほどの生産量はないので、供給は今のところ難しい…とのこと。
○後継者不足や相続の問題で都市農業自体を続けていく困難もある。

【みんなで地産地消、有機無農薬農業を盛り上げていこう!】

もっと地域のみんなで応援して、有機農業に挑戦する農家さんが増えたらいいのに!と思いますが、「実際問題として鶏糞など肥料の匂いについて近隣から理解を得るのが難しいとおっしゃる農家さんもいます」と担当課は話していました。

有機農業の声を盛り上げて、理解を広げたいですね。

「地場の野菜をたくさん使ってほしい」という声が区に届いたり、保護者からの意見があると栄養士さんも取り組みやすくなると思うので、学校アンケートなどで伝えていくことも大切かと思います。

参加者からは、学校の栄養士さんに直接聞いてきた話などの共有もあり、オーガニック給食をスタートしている武蔵野市の様子を知りたい、話を聞きに行こう、畑に行って生産者の現場の声も聞こう!など、わくわくする「やりたいこと」もたくさん出てきました。
こどもたちに安全なものを食べさせたい。その想いと行動は、こどもを取り巻く地域を活性させる動きに繋がっていき、さらには国の食料自給率を上げて行くこと、地球環境を守っていくことにもつながっていきます。わがままでも贅沢なことでもない、率直な保護者の声を、地域の仲間と楽しみながら形にしていきたいです。