ねりまの大きな木について〜保護樹木・保護樹林〜
近所にお気に入りの大きな木、ありますか?私は毎日の通り道に大好きな木が2本あります。
毎日見上げると気持ちを癒してくれる、あの木は、誰がどんなふうに管理してくれているんだろう?
先日、保護樹木についての問い合わせがあり、区のみどり推進課に聞き取りをしたので報告します。
街中の樹木は強い風で枝が落ちて通った人が怪我などしないように、小まめに剪定したり、滑らないように落ち葉を掃除しています。区立や都立の公園内は公園が管理していますが、街中の個人のお庭の保護樹木は持ち主さん個人の維持管理です。
練馬区には保護樹木や保護樹林を「地域の財産」として、維持管理を補助する保護樹木・保護樹林制度があります。
区の保護樹木/樹林として登録すると以下の補助があります。
・せん定費用に対する半額補助(2024年度より上限拡充)
・樹木医による定期的な樹木診断
・強風や雪害による枝折れ除去などの緊急対応
・賠償責任保険の加入 など
※「補助」なので、基本的に持ち主の個人の方が維持管理をしています。
大きな木の剪定は高木(5m以上〜)で数万円(重機利用もあると数十万円のことも!)もかかり、安全に管理するにはできれば年に一度はやったほうが良いとのこと。
お金もかかるし、落ち葉の時期は毎日毎日掃除が大変。。。地域を回っていると、高齢の所有者の方からは「落ち葉掃除が大変で、切るしかないかしら。。。」という声も聞かれます。
近所の小・中学校の活動や元気なラジオ体操仲間などとマッチングできたらいいのに!
お金も労力もかかる木の管理。地域のみんなで守っていこう、という区民との協働の活動もあります。(落ち葉清掃ボランティア毎年落ち葉の時期に募集)
※練馬の緑はどんどん減っているのが現状です。
あの木の管理は誰がやってくれているのかな?私にもできることはあるかしら?ある日「維持管理が大変なので切りました」ということになったら悲しすぎるから、知っておくとともに、地域の皆さんにもお知らせしたいと思います。
毎日癒しをあたえてくれるあの木と持ち主さんと活動してくれている地域の方に感謝。
みなさんの「お気に入りの木」はありますか?切ることが決まってからではなく、ぜひ、普段から「木」にかけてみて下さい。
そして保護樹木制度も知っておいてください。
<練馬の緑被率の推移>
※区のみどりの目標はかつて「緑被率を30%」だったのに対し、今は「練馬のみどりに満足している区民を 80%」という曖昧な目標になっています。
「おおきなきがほしい」子どものころから大好きな絵本♪