夏休み!障害のある子どもたちを対象とした朝の居場所事業が始まりました!〜保健福祉委員会より〜

今年の夏休みの開始に合わせ、障害のある子どもたちを対象とした「朝の居場所事業」が始まっています。

この事業が始まった背景には、障害のある子どもたちの放課後や長期休暇中の居場所として利用されている「放課後等デイサービス」などの事業所の多くが基本的に午前10時からの利用開始となっており、共働き世帯が7割を超える現在、保護者の方が朝から仕事に出られないという課題があります。

「子どもを朝から安心して預けられる場所がほしい」

そんな保護者の声に応える形で、今回、新たに「朝の居場所事業」がスタートしました。

現在は、2団体でこの事業が始まっており、合わせて15名の方が利用中とのこと。8月から開始の準備を進めている事業者もあり、今後増える予定です。練馬区在住だが他区の事業所を利用しているという方からも問い合わせもあるとのことで、ニーズの高さがうかがえます。

【↓練馬区資料:対象となる事業所等を示した資料の赤い部分】

委員会で確認したこと

今回の委員会では、事業の利用方法や送迎について、いくつか確認しました。

送迎について

基本的には、事業者が送迎を行うことになっています。開始している事業者は1往復送迎が増えている状況です。

事業者が送迎を行った場合には、区から加算がつくしくみです。

一方で、送迎サービスを行っていない事業所を利用する場合は、保護者と利用者が自力で事業所まで行くことになります。この場合の交通費等は利用者の自己負担となります。

また、普段は別の事業所を利用しているお子さんが、朝の時間帯だけこの「朝の居場所事業」を利用することも可能とのことです。

ただし、送迎のことを考えると、実際には利用のハードルが高いケースもあるのではないかと思います。

小規模な事業者への懸念も

今回の事業については、保護者の皆さんのニーズに応える重要な取り組みである一方、委員会では課題についても意見が出ました。

特に懸念されるのが、事業者間の格差です。

送迎を行うことができる事業者や、新たな事業に手を挙げることのできる「体力のある事業者」に利用が集中していくと、結果として、小規模な事業者がますます運営しづらくなる可能性もあります。

また、利用者にとっても、「自宅から通いやすい事業所を利用したい」という希望があっても、送迎の有無によって利用できる事業所が限られてしまうことも考えられます。

こうした点についても、実際に事業を運営していく中で検証していく必要があります。

区からは、まずはこの事業をスタートさせ、実際に利用する皆さんや事業者の声を聞きながら、よりよいしくみになるよう工夫を重ねていくとの説明がありました。

新しい取り組みだからこそ、実際に利用する皆さんの声がとても大切です。

「利用してみて、ここがよかった」
「こういうところを改善してほしい」
「こんな仕組みがあれば利用しやすい」

など、ぜひ皆さんの質問やご意見をお寄せください。

いただいた声を今後の区政にもつなげていきます。