大雨から私たちの暮らしを守っている!第二田柄川幹線の内部を視察(委員会視察報告)
8月26日の総合・災害対策等特別委員会では、田柄緑道の下にある田柄川幹線の氾濫を防ぐために、その下に整備された第二田柄川幹線を視察しました。どちらも地下に埋設された、雨水などを流す大きな管です。
第二田柄川幹線は8年かけて整備され、2021年に完成しました。大雨により田柄川幹線の水位が上がった際には自動的に第二幹線に流れ込むようになっており、浸水被害を防ぎます。この4年間で22回も発動しているとのこと。1時間に50mlの降雨に対応でき、25mプール100杯分の雨水を貯められるつくりとなっています。
田柄緑道沿の浸水被害が少なくなっているのはこのためです。

地上にあるマンホールから、二つの幹線を縦に繋ぐ部分に入りました。命綱をつけて少し広めの踊り場までタラップで降り、そこから壁沿いの小さな階段を手すりを持ちながらビル4階分くらい降ります。
※マンホールを降りる際には、有毒ガスが溜まっていることもあるので、必ず事前に酸素濃度(21%程)、硫化水素濃度(0%)をチェックし、濃度計も担当者が腰に下げています。→命懸けのお仕事です!数日前に雨水でいっぱいだった場所かと思うと、緊張します…

意外と入口狭い!体が入るかしら。。。と心配しましたが、大丈夫でした。

背中の器具に命綱をつけます。
実際、「一滴ルール」というものがあり、地上で一滴でも雨が降ると作業員は即、全員地上に上がるそうです。(数年前に他自治体で急な豪雨で作業員が流された事故がありできたルールだそうです)
26日は数日前に降った雨の跡が生々しく残っており、壁や床に草や泥、ビニールごみなども付いていました。下水道の匂いも少しします。(練馬区は合流式と言って、大雨の際には雨水と生活雑排水が一緒になってしまいます)
それでもまだここに集まってくる水は、上澄みのほぼ雨水のみが来るようになっています。新しい施設なので匂いも少なく、階段も「安全」とのこと。(古いところは一番下までタラップ式)
第一田柄幹線から雨水が第二幹線に降りてくる際に、雨水はらせん状のプラスチックの滑り台のようなものを伝って勢いを抑えながら下まで降りてきます。この構造には理由があり、水が垂直に滝のように落ちてしまうと、強いエネルギーで打ち付けられ施設が傷んでしまうこと、また、強いエネルギーで攪拌されて空気も一緒に多く入り込んでしまうと、ガスが発生した際に膨張してマンホールの蓋が吹っ飛んでしまうような事故につながるからとのことでした。
なるほど!様々な工夫と技術を間近に見ることができました。24時間対応で私たちの暮らしを守ってくださっている職員の皆さんに改めて敬意と感謝を表します。
大雨の時、私たちにできることは…?大量の排水(洗濯や入浴、シャワーなど)を控えること。各家庭からの生活排水を控えることで、このような施設や水環境への負荷を減らすことができます。

東京都下水道局HPより
そして、アスファルトやコンクリートよりも雨を吸収する土の部分を意識して残していくこと。
生活者ネットワークが何度も提案してきた「グリーンインフラ」を意識した政策を、これからもすすめるよう取り組んでいきます。
皆さんからの感想、ご意見もお寄せください。
