気候危機は子どもの権利の問題。「絵本で考える気候変動と子どもの権利」に参加

今年の5月、足温ネット(足元から地球温暖化を考える市民ネットえどがわ)✖️江戸川こどもおんぶず」主催の「絵本で考える気候変動と子どもの権利」の企画に参加しました。

まず最初にこれは知っておかなきゃ!伝えなきゃ!と思ったことは、GC26のこと。国連総会にて採択されている「子どもの権利条約」(この条約を守ると約束をしている締約国・地域は196)を各国が守るように、最初は2年その後は5年ごとに、どんなことに取り組んだのか、国連子どもの権利委員会に報告書を提出することになっています。その報告書に対し、国連子どもの権利委員会は、各国に対し、さらに改善すべき点について勧告する文書を出します。

その中の2023年に出された気候危機に関する子どもの権利と環境についてのコメント

一般的意見26(General Coment26=以下GC26)>に書かれていること

締約国には

・子どもの権利を差し迫った危害から保護する責任がある

・今日行った行為、あるいは行わなかった行為が、将来に引き起こすと予見される子どもの権利侵害に対しても責任がある

・締約国は、国内で発生した環境被害だけでなく、国境を越えた環境破壊や気候変動による影響に対しても責任を問われる可能性がある

・不利な状況に置かれた子どもたちが不均衡に大きな被害に直面している点には特に留意すべき

・環境に関する意思決定において子どもの意見を考慮しなければならない

・子どもたちが行動を起こし、環境被害から身を守れるようにするための環境教育が重要

と強調しています。

今回、この企画でGC26の説明を聞いて改めて、気候危機はあきらかに子どもの権利を侵害している。子どもはもっと怒って!(怒れる、意見できるような環境と情報を私たち大人は用意してしていかなきゃいけない。)と感じたのでした。

公的な子どもたちへの呼びかけパンフなどを見ても、「こまめに電気を消しましょう」「ごみは分別しよう」「エコライフチェックをしよう」など(どれも大事ですが!)にとどまっています。でも、

重要なのは、大人たちが子どもたちの権利を侵害していくような決定を政治、経済の場でしてきてしまっているということ。

そこの本質をしっかり伝え、子どもの意見を引き出し、反映させていくことを大人はやっていかないといけない。と感じました。

日々の活動で現状を伝えながらも、子どもたちが自由に自分たちの不安なこと、疑問に思っていること、大人へ意見すること、主張が言っていけるように、いろんなことを大人が決めるときに考慮しなくてはならない仕組みづくり(その1つが区の子どもの権利条例の制定!)が必要だと改めて思いました。ファシリテーターの江戸川こどもおんぶずの青木さんには、「子どもの権利条約を読んでみよう!」という、超熱い企画も後日行っていただきました。

この企画のワークショップでは、環境にまつわる素敵な絵本から、

・読み比べよう!《気候変動と子どもの権利》がテーマの日本&海外の絵本たち
・考えよう!あったらいいな、こんな《気候変動》の絵本

という構成になっていて、ワイワイいろんな絵本を見て、比べながら、こんな本があったらオモシロイんじゃないか?と妄想を膨らませる、という楽しいものでした。ちなみに、私の妄想(案)は「記入しながら読み終えたら、意見書が完成する絵本」!

この日に紹介された数十冊の絵本の中で一番気になったのは、アメリカ人形(アメリカン・ガール)の会社の絵本で、女の子たちの何気ない会話や日常から、社会問題を問いかけている絵本です。ジェンダー、人権、環境、いろんなテーマのシリーズもので、「私たちができること」として、具体的な社会を変えるための主権者としての行動まで書かれているとのこと。読んでみようと思います。

 

 

 

 

足温ネットの山崎さんと。