練馬区のPFASは?映画「ウナイ 透明な闇PFAS汚染に立ち向かう」を観て@ねりま沖縄映画祭2026

練馬で毎年開催されている「ねりま沖縄映画祭2026」にて、「ウナイ透明な闇PFAS汚染に立ち向かう」を観ました。

「県民45万人に供給する水道の水に化学物質PFASが含まれていた」ことを知った女性たちが立ち上がり声を世界へ発信していくドキュメンタリー映画です。そこには発生源である沖縄米軍基地が深く関わっており、これまでの環境汚染問題の構図以前に大きく日米間にある基地問題が浮き彫りになっていきます。

映画では、日本で低体重児(2500g以下)で生まれる赤ちゃんの割合は沖縄県がワーストであることが取り上げられており、

「誰の子も大切なはずなのにどうして沖縄の子だけがこんな目にあうのか」

という言葉にはっとさせられました。

アメリカでは5ng/Lの基準であるPFASですが、沖縄米軍周辺では70ng/lが検出されていたといいます。さらに、発生源の立ち入り調査はされず、周辺住人への血液検査も国としては行わないとのこと。そればかりでなく、問題が明らかになってからもなお、PFASを含む水が薄められて基地から流されていたことも明らかにされました。

「こんな扱いを受けるなんて」
「私たちはそういう場所に住んでいるんだ、と改めて思い知らされた」
「私たちの主権はどこにあるの?」


映画で発せられた女性たちの声です。

沖縄だけでなく、アメリカ・イタリア・ドイツ…世界各地でPFAS問題に立ち上がったのは女性たちでした。その様子を映画で捉えています。

<映画の感想>

食の安全・環境問題・放射能汚染…それぞれの課題に立ち上がる、私たち生活者ネットワークの議員には皆、背景があります。
そうそう、そうよね。私たちが声を上げなきゃ。なんだよね。とハンカチを握りしめ、共感しながら観ていました。

日本にある米軍基地の7割が小さな沖縄に集中しています。沖縄の基地の問題は日本全体の問題です。改めて沖縄に基地を押し付けている私たちの日常と日本政府とアメリカの関係、近隣諸国との外交について考えさせられました。

※映画のあと、お話と質問タイムがありました。そこで「練馬のPFASはどうなっている?」という話題も出たので、改めて担当課に確認しました。

※日本の基準は50ng/Lです。

<区の担当課にPFASについて確認>

◯2026年4月より、PFAS・PFOA も測定することが義務付けられた。(これまでは義務ではなく、数値も暫定だった)

また、調査結果の公表は義務ではないが、「水道事業者は利用者が求めれば結果を伝なければならない」ということも、水道法で定められている。

◯練馬区の飲料水の多くは東京都水道局が管理しており、数値は水道局で公開されている。
こちら→東京都水道局「水道水のPFASに関するQ&A

◯上記の検出公表値は5ng/L以上

◯区内でも一部、東京都水道局からの水ではなく、関町と田柄では深井戸から取水している地域があり、組合で管理している。そこでも現在のところ、数値は5ng/L以内であるとのこと。区は定期的に報告を受けている。

◯地域の防災井戸等でPFASが検出されることもあるが、飲料水としては使用していない。

とのことです。多摩地域では地下水を飲料水に利用している地域も多くあり、市民による血液検査を実施しているところもあります。

水の安全は、私たちの暮らしと健康に直結する問題です。

練馬区の状況についても、検査結果や数値の推移を注視していきます。

ねりま沖縄映画祭2026にて。練馬には沖縄の歴史を含めて知り、愛する人たちが多くいて、沖縄映画祭まで開かれているって、すごいことだと思います。