知ってる⁉防災公園の設備。              みんなで光が丘公園防災ウォッチングの報告

 

3月27日(水)都立光が丘公園の防災機能を見学しました。
子どもたちにも参加を呼びかけ、おとな13名、子ども5名の参加でした。都議会生活者ネットワークの岩永やす代都議とともに、東京都の建設局公園緑地部や東京都公園協会の防災公園担当の職員の方に園内の防災設備を案内・説明して頂きました。

大きな地震の際、光が丘団地の方は自宅避難が基本ですが、もし備蓄の簡易トイレや水が足りなくなったら…外出先だったら…。

首都圏にも必ずおこるといわれている大地震。防災設備を知っておくことでちょっと気持ちが楽になるかもしれません。

〜こんな設備がありました!〜

①管理事務所の裏には発電機があり、電気が止まっても事務所内の最低限の電源は使えるようになっています。ちなみに屋根には空から公園とわかるように大きく「公園」と書いてあります。

②管理事務所前の掲示版は、下の金具を外すと左右スライドして開き、ホワイトボードになります。災害時には情報提供や伝言板として使用できます。

☆屋根のその他の空いているところに、ソーラーパネルをつけたらどうかな?などなど。日当たりのよい屋根を見つけるとついつい気になる参加メンバー。

③給水所。水道が止まってもここに来れば給水ができます。テロやいたずら対策のため防犯カメラや鍵などで守られており、給水が必要になった場合は水道法により、訓練された担当者が水質検査後に開設することになっています。光が丘公園の野球場・陸上競技場の地下は貯水設備となっており、23区内の3割ほどの水はここから供給しているそうです。

※給水スポットは2キロ圏内に1箇所は設置することになっています。お近くの給水スポットをチェックしておきましょう。

④陸上競技場は緊急時はヘリポートとして使われる想定。地下が貯水槽になっているため重さ制限があり、小型のヘリコプターしか着陸できないとのこと。

⑤緊急時のかまど。ベンチの六角ネジを外すと、かまどになります。近くの東屋の倉庫には鍋などの器具が入っています。公園協会の方が震度6以上の地震の際は1時間以内に来て、鍵を開けることになっています。

⑥マンホールトイレは和式ですが、洋式の便器を取り付けることもできます。下は下水に繋がっておらず、汲取式。

◎光が丘公園全体で約29万人避難してくる可能性があるという想定(避難計画人口)をしているそうです。お近くの避難所、避難拠点の他に、公園避難所の役割りを知っておくことも大事です。