石神井庁舎跡地活用検討会議を設置! 企画総務委員会報告

2024年4月30日の企画総務委員会報告です!

<石神井庁舎跡地活用検討会議が設置されます>

石神井公園駅近くの石神井庁舎を建て替える計画についてです。この計画は、現在の庁舎の一部(区民事務所、戸籍、国保、総合福祉事務所、地域包括支援センター、子ども家庭支援センター)を駅前再開発ビルに移転することも入っているので、石神井公園駅南口西地区再開発(高さ約100mの高層ビルを建てる)計画とリンクさせながら考える必要があります。

「石神井庁舎跡施設・跡敷地活用に関する基本方針」では、「民間活力を積極的に活用し、区立施設の複合化も視野に、まち全体の賑わいにつながる施設を検討する」と示されています。(練馬区公共施設等総合管理計画〔実施計画〕第3章 区立施設改修・改築等実施計画D.pdf (city.nerima.tokyo.jp)

今回設置される検討会議の構成は公募区民4名・学識経験者(まちづくり、福祉、環境、協働・地域活性化に識見を有する者)4名・地元団体が推薦する者3名の11名程度。

地元団体とは主に地元町会・商店会です。また公募区民は作文・面接で選考するとのことです。

申し込み方法など詳細はねりま区報5月1日号・区ホームページ・公式LINE・Xで周知していますのでぜひ応募してください。

委員会で私からは世代・ジェンダーバランスを考慮するように。また、地元団体は町会・商店会だけでなく、様々な活動をしている団体もまちをつくっている地元団体の一員として考慮すべきと意見を述べました。駅前再開発事業や石神井庁舎跡地活用等の計画に対して、区民のみなさんからは

・庁舎の機能が駅前再開発ビルに移転してしまうと、駐輪所や駐車場が駅前には少ないので困る。

・住民の声も取り入れた計画を作って進めてほしい

・今どき、駅前高層ビルが本当に必要なんだろうか。(採算が合わない駅前高層ビルも増えている。)

・ビル風の影響の問題があるのでは

・駅前の超高層建設は、良好な景観の形成を図り、豊かさとやすらぎのある暮らしを実現するための「練馬区景観条例」に反するのではないか。

などの声も寄せられています。

生活者ネットワークでは、これまでまちづくりは計画ありきで進めず、丁寧な合意形成が必要と訴えてきました。高齢者・障害者・こどもと繋がりの深い活動や事業をしている団体の方なども入って頂けたらいいな、と思います。

今回は、検討委員会ということで公募区民4人を含む合計11人という少人数で、しかも6回の会議で検討結果を出すわけですが、地元住民はもとより区民全体に関わる大きな計画です。

私たちが何度も提案している市民会議を開き、計画段階からより多くの住民参加ですすめるべきです。

引き続き、丁寧な合意形成を求めていきます。

※以下、練馬区公共施設等総合管理計画〔実施計画〕第3章 区立施設改修・改築等実施計画の抜粋。